vol.82 結婚スイッチ

今朝、変な気分の夢を見た。
あたしがどうやら両親を旅行に連れて行っているかんじで
あたしが旅行先でアイスが食べたいといって
バーカウンターみたいなところで作ってもらっていた。
母親が「私も食べたいから」というと
父は「じゃ、先にいってる」と立ち去る。
母と二人になって何か白いものを取り出した。
きくところによれば、それを手作りしたんだという。
それは結婚式にする手袋、ウェディンググローブだった。
ウェディンググローブにいろんな花がついていた。
そういう装飾をやったらしい。
当日はこんなかんじのでいいかって母が言ってきた。
結局当日になることもなく夢は終わってしまうのだけど（笑

こういう夢って、はじめて見た。
昨年いとこの結婚式があったり
以前も何回か出席したものはあるのだけど
母親と娘で、もしくは母親が嫁ぐ娘に最後にいろいろ作ってあげるのっていいなって思った。
結婚に対する憧れ自体、いまだにないのは問題かもしれないけど（笑；
結婚や恋愛に対しては幻想や理想よりも、
実際には現実とか居心地のいい関係になれそうかとか、
そんなシビアなものを求めるようになってきてしまったのも否めない。
だけどそうやって結婚式直前の最後の母と娘の作業的なものって心にすごく残るだろうなと思った。

それにしても、なんでこんな夢を見たんだろう。
考えてみたら、それはある意味正反対の出来事が原因かなと思った。
よく町内会の掲示板みたいなものがあるでしょ？
よくそれに訃報ってのっているでしょ？
それをみたら50代の方がなくなっていて
そのときにすごく感じてしまった。
そうなんだ、親はいつまでも生きているわけじゃない。
わかってはいるんだけど、
自分の中で無意識に避けている気がした。
それはやはりまだ、いまだに親離れできていないのかもしれないし
依存心の表れかもしれないし。
介護している祖母を生まれてきてからずっと世話になって、祖母の老いをみてきたように、
祖父や叔父を見送ってきたように
遅かれ早かれX-Dayは必ず訪れる。

だからせめて、親を安心させるためにも、
少しでも早く結婚しなくちゃいけないかな、
そんなふうに、やっと、遅いかもしれないけど、
思うようになった。

かといってこればかりは本当に縁としかいいようない。
ムリして早く結婚しても、縁がなければすぐに別れてしまうだろうし。
あせるつもりも毛頭ない。
しかし、オンナによっては相手に結婚を意識させるために
わざと妊娠する人も意外と多い。
現にそういう同級生を30歳になる直前、かなり見てきたのも事実だ。
彼女たちが子供を生んだあとで遊びにいくと
「いいわね、独身で。だけど、私もまだまだ絶対にいけるはずよ」
と勝手に対抗心を燃やされてしまったり、
ならばそこまでしてなんで結婚したのかってすごく思う瞬間だ。
オンナってこわいよなってつくづく思う。
せっかく縁があって一緒になれたんだから、幸せになってほしいのに。

男性は本当に気をつけて、そういう意味でもしっかり避妊したほうがいいって思いますね。
確かに快楽を追求してしまえば避妊なんてできなくなるわけだけど。
計画外っていうのは後々いろいろとありますから。

いろんな偶然、必然が世の中にはあるわけだけど
やはり縁っていうのはあるわけで。
これまでだって8年以上つきあった彼と結局別れたわけだし
そのあとつきあった人でも、婚姻届を出す間際に別れたり
どんなにお互い好きだったとしても、必ず一緒になれるわけでないのも
これまでの経験上わかってしまっているわけで。
要するに妙に物分りだけがよくなってしまった自分がここにいるのだ。

相手に対する思いやりはもちろん必要だけど
こちらの感情表現として、
時にわがままだって必要だ。
だけど
「こんなこといったら迷惑だろうな」
などとすべてにおいて考えてしまったり。
ずうずうしさも時には必要なはずなのに。
別に「いいひと」になんてなりたいわけじゃない。
「どうでもいいひと」になりたくなんてない。
かといってテクニックだらけの恋愛なんて、もういらない。
自分の中で、いろいろ、が
空回りしている。
不器用な自分と、暴走する自分。

夏の日の恋のようにイキオイと一瞬の快楽に身をゆだねたくなることだってある。
だけど、やっぱり今のあたしに一番必要なのは
居心地のよい恋愛関係なんだとふと我に返る。

これまでの恋愛の痛手に疲弊しきっているので
駆け引きなんて、もう疲れたし必要ないって思うのだけど
結局はじまりには駆け引きやイキオイも必要であるという現実。
どんなに疲れているといいつつも
恋愛ってどんなだったっけ？
ってことは、今のところないのだけど（笑

やっぱあたしってわがままだよなと自己完結してしまって終わることも、ままある。

「わがまま」であることと
「自分に素直になる」という意味の根本的な違いを
もっと学ばないといけないのかもしれないね。